15歳コリ・ガウフを筆頭にアメリカの若き果実の躍進に注目 [USオープン]
ウイリアムズ姉妹がグランドスラムのシングルスで合わせて「30」のタイトルを手にテニスシーンから去ったら、アメリカの女子テニスはどうなるのか訝っていた者たちがいる。
しかし今、楽しみにできることは非常にたくさんあるようなのだ。というのもここ最近飛躍を見せたアメリカ女子テニスの若いプロ選手は、ガウフだけではないのである。
数日前に父親が急死したためUSオープンを欠場することになったアマンダ・アニシモワ(アメリカ)は先の6月、17歳でフレンチ・オープン準決勝に進出した。
20歳のソフィア・ケニン(アメリカ)はロラン・ギャロスでセレナを倒し、ハードコートの前哨戦で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)から金星を挙げた。彼女はまた大坂なおみ(日清食品)の棄権で終わったとはいえ、現世界ランク1位の選手からセットを先取していた。
そしてガウフと組んで8月にシティ・オープン女子ダブルスで優勝した17歳のキャサリン・マクナリー(アメリカ)は同大会のシングルスでベスト4に進出し、彼女もまたワイルドカードでUSオープン本戦出場権を手に入れた。
また男子では、ライリー・オペルカ(アメリカ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、テイラー・フリッツ(アメリカ)という今季飛躍を遂げている21歳のアメリカ人トリオもいる。
しかしながら今、女子の方がより注目を集めている。そしてマクナリーは、ここ最近起きた若手の台頭が偶然の賜物だとは思っていない。
「ひとりがいい活躍を見せると、それがある意味で他の選手たちの背中を押すのよ。そして彼女たちに、自分たちにも同じ場所に立って同じことができるのだということを示して見せるのだと思うわ」とマクナリーは若手の躍進が目覚ましいアメリカの現状ついて自身の見解を述べた。(C)AP(テニスマガジン )
※写真はワシントンDCの大会でのコリ・ガウフ(アメリカ)
WASHINGTON, DC - JULY 28: Cori Gauff laughs while hitting balls into the crowd after defeating Hiroko Kuwata of Japan during qualifying for the Citi Open at Rock Creek Tennis Center on July 28, 2019 in Washington, DC. (Photo by Rob Carr/Getty Images)
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