全豪1回戦に続いてコボッリを倒した地元イギリスのフェリーが2001年に優勝したイバニセビッチ以来となるワイルドカードからベスト4進出の快挙 [ウインブルドン]

写真はアーサー・フェリー(イギリス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、世界ランク114位のアーサー・フェリー(イギリス)が第9シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-4 7-6(4) 6-0で倒す番狂わせを演じた。

 ウインブルドンの同種目でワイルドカード(主催者推薦枠)の選手がベスト8に勝ち残ったのはコボッリがオープン化以降5人目だったが、準々決勝で勝ったのは2001年に優勝したゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)以来の快挙となる。

 5-4から最初のブレークポイントをものにして第1セットを先取したフェリーは第2セットで0-2から2-2に追いついたあともつれ込んだタイブレークを制し、競り合いながらも第3セット最初の3ゲームを奪うと続く3ゲームも連取して2時間14分でキャリア初の対トップ10勝利をもぎ取った。

 同大会に6年連続出場(2021~22年の予選敗退を含む)となる23歳のフェリーは、過去3度の本戦で1勝しかしていなかった。フェリーは3年連続で本戦ワイルドカードを受け取った昨年に初勝利を挙げ、2回戦でルチアーノ・ダルデリ(イタリア)に4-6 3-6 3-6で敗れていた。

 フランス人の両親のもとフランスで生まれたフェリーは居住地であるウインブルドンのキングスカレッジを経てアメリカのスタンフォード大学に留学し、カレッジテニスで活躍したあとプロとしてのキャリアを歩んでいる。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の1回戦で一度対決しており、フェリーが7-6(1) 6-4 6-1で勝っていた。

 今大会でのフェリーは1回戦でダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を3-6 6-2 6-2 6-1で、2回戦で予選勝者のオットー・ビルタネン(フィンランド)を5-7 7-6(3) 6-3 6-3で、3回戦でジズー・ベレキス(ベルギー)を2-6 7-5 2-6 7-6(3) 7-6(10-5)で、4回戦ではワイルドカードで出場した元世界ランク3位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を7-5 3-6 4-6 6-4 7-6(10-7)で破って8強入りを決めていた。

 ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで36位に浮上したフェリーは準決勝で、第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 6-4 6-2で下して勝ち上がった第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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