地元イギリスのフェリーがオープン化以降2人目の快挙、ワイルドカードからの進撃は準決勝へ「試合を重ねるごとにどんどんよくなっている感じがする」 [ウインブルドン]

写真はオープン化以降2人目となるワイルドカードからベスト4進出の快挙を達成したアーサー・フェリー(イギリス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、世界ランク114位のアーサー・フェリー(イギリス)が第9シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-4 7-6(4) 6-0で倒す番狂わせを演じた。

 ウインブルドンの同種目でワイルドカード(主催者推薦枠)の選手がベスト8に勝ち残ったのはフェリーがオープン化以降5人目だったが、準々決勝で勝ったのは2001年に優勝したゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)以来の快挙となる。

 今大会までツアーレベルの戦績が6勝8敗だったフェリーはウインブルドンでも1勝(3敗)しかしたことがなく、グランドスラム全体では2勝4敗だった。

 5-4から最初のブレークポイントをものにして第1セットを先取したフェリーは第2セットで0-2から2-2に追いついたあともつれ込んだタイブレークを制し、競り合いながらも第3セット最初の3ゲームを奪うと続く3ゲームも連取して2時間14分でキャリア初の対トップ10勝利をもぎ取った。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープンの1回戦で一度対決しており、フェリーが7-6(1) 6-4 6-1で勝っていた。

「試合を重ねるごとにどんどんよくなっている感じがする。2度目のセンターコートで2度目の勝利を挙げたなんて信じられないよ」とフェリーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「年頭にオーストラリアン・オープンでフラビオに勝ったことで自信がついた。僕は初のグランドスラム準々決勝で彼は既に経験していたけど、それがあったから僕にも勝つ可能性はあると信じることができた。試合前は凄く緊張していたけど、最後まで諦めずに戦い続けた」

 フランス人の両親のもとフランスで生まれたフェリーは居住地であるウインブルドンのキングスカレッジを経てアメリカのスタンフォード大学に留学し、カレッジテニスで活躍したあとプロとしてのキャリアを歩んでいる。

 ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで36位に浮上したフェリーは次のラウンドで、第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 6-4 6-2で破って勝ち上がった第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 フレンチ・オープン準優勝者で24歳のコボッリがグランドスラム大会の同ラウンドでプレーしたのは3度目だったが、初黒星を喫した。

「本当にがっかりしている。最初のポイントからいいプレーができなかった。少し緊張していたせいかもしれない。いつもとは違うプレッシャーがあった」とコボッリは試合後の記者会見で落胆ぶりを露わにした。

「準々決勝という舞台で自分よりもランキングが下の選手が相手で、しかも長時間の試合を何度も経験していた。今日は自分にとっていい1日になると思っていた。チームに言われたんだけど、最初のポイントから僕には謙虚さが足りなかったのかもしれない…」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles