初のセンターコートで劇的な勝利をおさめたムチョバがキャリア2度目のグランドスラム決勝進出「まだ震えが止まらない…」 [ウインブルドン]

写真は10ポイントタイブレークでマッチポイントを凌いだ末に2023年フレンチ・オープン以来のグランドスラム決勝進出を決めたカロリーナ・ムチョバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第10シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)に6-2 1-6 7-6(12-10)で競り勝った。

 グランドスラム本戦プレーするのが28回目となるムチョバが同ラウンドを突破したのは、準優勝を飾った2023年フレンチ・オープン以来でキャリア2度目(3敗)となる。

 2度ずつ相手のサービスゲームを破ってセットを分け合ったあと第3セットはすべてサービスキープで10ポイントタイブレークに突入し、6-3とリードしていたムチョバが8-9のピンチを凌いだ末に迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間35分で勝利をもぎ取った。

 10ポイントタイブレーク9-8でガウフがファーストサーブからの3球目を強打ではなくドロップショットを選択してネットにかけてチャンスを潰してしまい、ムチョバは10-9でネットに出たが足を滑らせてガウフにパスを抜かれていた。

 ケガに苦しむキャリアを送ってきたムチョバは2月のドーハでキャリア最大のタイトルを獲得したあと大会前週のバート ホンブルクで今季2勝目を挙げており、キャリア最長の連勝を「10」に伸ばした。

 ふたりはこれが8度目の対決だったが、最初の6試合で全敗だったムチョバが2連勝を飾った。今シーズンはハードコートでプレーした1月のオーストラリアン・オープン4回戦(6-1 3-6 6-3)と3月のWTA1000マイアミ準決勝(6-1 6-1)でガウフが勝っていたが、室内クレーコートで開催された4月のシュツットガルト準々決勝ではムチョバが6-3 5-7 6-3で初勝利を挙げていた。

「大変な戦いだった。一進一退でジェットコースターのような試合だった。マッチポイントがきたのに10秒後には相手が握っている。考える暇がなく、神経がすり減ってしまった…」とムチョバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「何て言えばいいかわからない。まだ震えが止まらないし、実感が沸いてこない」

 ウインブルドンでのムチョバは本戦デビューだった2019年と21年(2020年はコロナ禍で開催中止)に8強入りしていたが、22年からは4年連続で初戦敗退に終わっていた。

 初のセンターコートで劇的な勝利をおさめたムチョバはキャリア2度目のグランドスラム決勝で、第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4 6-4で破って勝ち上がった自国の後輩で第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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