セレナが準決勝進出、USオープン決勝のリマッチで大坂から初勝利 [ロジャーズ・カップ]

 昼間に行われた試合では、19歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)がロジャーズ・カップで準決勝に進出した1979年以来のカナダ人女子プレーヤーとなった。アンドレスクは鼠径部の故障を克服し、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-0 2-6 6-4で振りきった。

 トロントにほど近いオンタリオ州ミシサガ出身のアンドレスクは、5月のフレンチ・オープンのあとに戦線離脱を余儀なくされた右肩の故障から復帰しようとしているところだ。彼女は3月のインディアンウェルズで優勝し、WTAツアー初タイトルを獲得していた。

「第3セットで、私は自分に『思い切って強く出るか、あるいはおめおめと家に帰るかよ』と言い聞かせた」とアンドレスクは明かした。

「文字通り、家に帰るってこと。私の家はここから2分くらいのところにあるの。私はただコートに出ていき、決してあきらめなかった。なぜって、本当に試合が終わるまで決して終りではないのだから」

ロジャーズ・カップ2019|PHOTOアルバム

 今週のアンドレスクは、4試合連続で3セットマッチを戦ったことになる。彼女は第2セットに鼠径部の故障の治療のため、メディカル・タイムアウトを必要とした。

「もちろん、容易ではなかったわ」とアンドレスクは振り返った。

「今はとにかく、自分の体とメンタルが持ちこたえていることを本当にうれしく思っている。そして私のチームもね。皆にこんな苦労を経験させたことを申し訳なく思うわ」

TORONTO, ON - AUGUST 09: Bianca Andreescu of Canada reacts after defeating Karolina Pliskova of Czech Republic following a quarterfinal match on Day 7 of the Rogers Cup at Aviva Centre on August 09, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)

 アンドレスクは準決勝で、2017年覇者で第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を7-6 (2) 6-4で破って勝ち上がった20歳のソフィア・ケニン(アメリカ)と対戦する。ケニンは火曜日の2回戦で、世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)から金星を挙げていた。(C)AP(テニスマガジン)

※トップ写真は準々決勝で対戦したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/右)と大坂なおみ(日清食品/左)
TORONTO, ON - AUGUST 09: Serena Williams (USA) and Naomi Osaka (JPN) shake hands after their quarter-finals match of the Rogers Cup tennis tournament on August 9, 2019, at Aviva Centre in Toronto, ON, Canada. (Photo by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)

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