ブレークなし! キリオスがメドベデフを倒し今季2勝目 [シティ・オープン]

 マッチポイントで、キリオスはこれに先立つ試合でもやったサービスを打つ前に観客に“相談しにいく”慣習を再演。最前列の女性のところに話しに言ったあと、彼は時速190kmのサービスエースを決めた。それから彼はラケットを落とし、コート上に仰向けに倒れた。彼は数秒、祝いのジェスチャーをしたあと、その中年女性のところに戻って彼女を抱擁した。

 それでも試合の序盤には、キリオスにとってことは悪い方向に運びそうに見えていたのだ。彼はポイント間、あるいはゲームの合間にコートサイドにいるときに何度も背中を押さえ、体を曲げようと努めていた。

 それでも24歳のキリオスは主に持ち前のビッグサーブを頼みとしてそこで食い下がり、世界10位のメドベデフを乗り越えた。この結果でキリオスは、2019年のトップ10との対戦成績を5勝1敗とした。

「彼が飛び立とうとしているキャリアは、かなり特別なものになるだろう」とキリオスは23歳のメドべデフについて評価した。

「彼は、テニスを始めたいと願う誰にとっても素晴らしいお手本となる選手だ」

 これはキリオスにとって、ツアーでのキャリア6勝目となる。今季に獲得したもうひとつのタイトルはアカプルコでのもので、彼はそこでマッチポイントをしのいだ末にラファエル・ナダル(スペイン)を倒していた。今回の彼はチチパスに対する準決勝で、マッチポイントをしのいでいた。

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