ブレークなし! キリオスがメドベデフを倒し今季2勝目 [シティ・オープン]

 通常のキリオスは、その常軌を逸したショットの選択のいくつかで歓声を引き出してきた。その中には第2セットで1ポイントを取ったアンダーサービスがあり、またその打ち方をする必要性はなかったとはいえ、客を喜ばせた股下ショット“トウィーニー“もあった。そのうちひとつはロブとなり、メドベデフはそれを今度は自らの股下ショットで返そうと試みたが、返球はアウトとなった。

 キリオスには一貫性がないが、そうでなければキリオスではない。ちなみに彼はときどき、その部分の改善に力を注ぐと誓っている。

 キリオスがワシントンDCにやってきたとき、彼の今年の戦績は13勝10敗だった。シーズンを通して2大会でしかベスト16に進めていないキリオスだが、そのベスト16に至ったときにいずれも優勝を遂げていた。

「ニックが勝ちたいと望むときに、どんなプレーができる選手かは皆が知っている」とメドベデフはコメントした。

「今週の彼は、“プレーしたい”と願っていたのだと思う。非常に厳しかったよ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は観客席のファンと抱き合うニック・キリオス(オーストラリア)
WASHINGTON D.C. , AUGUST 04: NICK KYRGIOS (AUS) during men's singles finals match of the 2019 Citi Open on August 4 ,2019 at Rock Creek Park Tennis Center in Washington D.C. (Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)

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