フェデラーとナダルが2008年以来のウインブルドンでの対決へ
フェデラー、ナダル、ジョコビッチのビッグ3がともにグランドスラム大会の準決勝に進んだのは、これが13回目だ。そしてそのうち11回で、3人のうちひとりが優勝している。
この水曜日、3人ともにやや危ない瞬間があった。
「出だしは厳しかった」とフェデラーは錦織に対する準々決勝を振り返って言った。
錦織圭(日本/日清食品)
第8シードの錦織は最初のゲームでブレークを果たすことによって直ちに優位に立ち、第1セットを取るにはそれだけで十分だった。
しかし、フェデラーは第2セットで望んでいた瞬間に望んだことを魔法のようにやってのけ、迅速に形勢を逆転させた。
彼のアプローチショットは非の打ちどころがなかった。彼のボレーは活力に満ちていた。彼のリターンのタイミングはあまりによく、あまりに強烈に放たれたので、一度などネットにつめた錦織の手からラケットを弾き飛ばしたほどだった。
そしてフェデラーのサービスは? 彼は何度かブレークポイントに直面したが、もう二度と錦織にそれをものにすることを許さなかった。
「全体的にいえば、自分がボールをどう打っているかを非常にうれしく思っている」とフェデラーは錦織戦での手応えを口にした。
「ベースラインを離れたときの感覚もいい。それはおそらく次の試合で重要なこととなるだろう」
ナダルはもちろん、コート後方で変わらずすべてのショットに追いつき、殴るように打ち返してくるマシンだ。それでも彼は世界ランク65位のクエリーに対して第1セットを締めくくるのに、ちょっとばかり苦労した。クエリーはこの日、2度目のウインブルドン準決勝に至ろうと努めていた。
5-3から3つのセットポイントを決めきれなかったナダルは、それから5-4から迎えた自分のサービスゲームをブレークされる前にさらにもうひとつセットポイントを無駄にした。6-5からふたたび自分のサービスを迎えたとき、彼は今度はクエリーが手にしたブレークポイントを3度しのぎ、それからサービスをキープして、最終的に自分の道を突き進んだ。
「僕は間違いなく、彼はふたたびタイトルを獲れる男だと思うよ」とクエリーはウインブルドンで過去に2度優勝しているナダルに賛辞を贈った。
ラファエル・ナダル(スペイン)
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