ジョコビッチの準決勝の相手は、今年2度負けているバウティスタ アグート [ウインブルドン]
イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準決勝進出を決めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、次の相手を過小評価すべきではないということを自分に思い出させるのにわずか数ヵ月振り返らなければならないだけだった。
世界ランク1位のジョコビッチは、ドーハにマイアミと2019年のハードコートでの2対戦の双方で自分を倒した男であるロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。
そんな訳で試合はグランドスラムで「15」のタイトルを持ち4度ウインブルドンを制した男と、初めてのグランドスラム大会準決勝に挑む男を闘わせることになったのだ。しかしながら最近の対戦成績が、これはそれほど一方的なものではないかもしれないということを示唆していた。
「彼は今年2度、僕を倒している。このことは試合に臨むにあたり、間違いなく彼に自信を与えることだろう」とジョコビッチは警戒感を示した。
準々決勝に先立ちバウティスタ アグートは、ある意味で驚いたことに大会で一度もセットを落としていない唯一のプレーヤーだった。この記録は第26シードのギド・ペラ(アルゼンチン)に対して終わったものの、第23シードのバウティスタ アグートは7-5 6-4 3-6 6-3で勝負には勝った。
それに対して第1シードのジョコビッチは、第21シードのダビド・ゴファン(ベルギー)に対してより楽な時間を過ごし、早めのブレークを覆して6-4 6-0 6-2でストレート勝ちをおさめた。
ジョコビッチはその守備的能力を駆使してラリーを長引かせ、ボールを続ける手腕で知られている。そしてバウティスタ アグートは、それは自分によく合ったプレースタイルなのだという。
「彼はベースラインから非常に堅固だ。そして多くのラリーをするのが好きだ」とバウティスタ アグートは言った。
「僕は、そういう相手に対してプレーするのが好きなんだ。多くのラリーのある試合をプレーすることがね。ノバクに対しては、それが僕らがやることになる」
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