ジョコビッチの準決勝の相手は、今年2度負けているバウティスタ アグート [ウインブルドン]

 とはいえ、グラスコートのウインブルドンでは、そういったラリーは思うほどないかもしれない。しかしジョコビッチは、バウティスタ アグートはより速いサーフェスでいっそう危険になり得る男だと考えている。

「グラスコートではボールがより低くバウンドする。それは、彼のプレースタイルに合っていると思うんだ。彼は、ボールが彼のバック側に高く跳ねるのが好きじゃないからね」とジョコビッチは分析した。

「もちろん、グラスコートでプレーするというのは様相が違う。グランドスラム大会の準決勝だから、僕はこのような試合を何度もこなしてき自分の経験を活用するよう努めるつもりだよ」

 ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)がもうひとつの準決勝でがっぷり四つに取り組む中、バウティスタ アグートは非常に頻繁にビッグ3が君臨してきたベスト4でやや奇な存在だ。実際、彼はここまで勝ち進むことを期待してもいなかったようなのである。

 というのも彼は今週、結婚前の最後の独身者パーティーを予定していたのだ。

「予定では、僕は今イビサ島にいるはずだった。もう、すべてオーガナイズしてあったんだ。6人の僕の友達は、皆そこにいるんだよ」とバウティスタ アグートは明かした。

「でも、僕はここロンドンにいるほうが、よりいい気分だ」

(APライター◎マティアス・カレン/構成◎テニスマガジン)

※写真はロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)(撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA)

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