錦織は準決勝進出ならず、フェデラーがウインブルドンで記念すべきマッチ100勝目

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第8シードの錦織圭(日清食品)は第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)に6-4 1-6 4-6 4-6で敗れた。試合時間は2時間36分。

 ウインブルドンに10年連続11回目の出場となった29歳の錦織は、昨年の大会で自己最高となるベスト8をマーク。準々決勝では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6 6-3 2-6 2-6で敗れていた。

 今シーズンの錦織は、開幕戦のブリスベン(ATP250/ハードコート)で約3年ぶりにタイトルを獲得してツアー決勝での連敗を「9」でストップし、グランドスラムでは昨年のウインブルドンから5大会連続で準々決勝以上に勝ち進んだ。

 この結果でフェデラーは、錦織との対戦成績を8勝3敗とした。グラスコートでは2014年6月にハレ(ATP500)の準決勝で対戦し、フェデラーが6-3 7-6(4)で勝っていた。グランドスラムでの対戦は、錦織が7-6(4) 4-6 1-6 6-4 3-6で敗れた2017年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の4回戦に続いて2度目だった。

 今大会でのフェデラーは、1回戦でロイド・ハリス(南アフリカ)を3-6 6-1 6-2 6-2で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジェイ・クラーク(イギリス)を6-1 7-6(3) 6-2で、3回戦で第27シードのルカ・プイユ(フランス)を7-5 6-2 7-6(4)で、4回戦では第17シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-1 6-2 6-2で破って8強入りを決めていた。

 芝の聖地ウインブルドンで最多記録となる8度の優勝(2003年~07年、09年、12年、17年)を誇るフェデラーは、グラスコート前哨戦のハレ(ATP500)で10度目のタイトルを獲得して今大会を迎えている。この勝利はフェデラーにとって、ウインブルドンでのマッチ100勝目となった。

 フェデラーは準決勝で、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)とサム・クエリー(アメリカ)の勝者と対戦する。

※写真は準々決勝で対戦したロジャー・フェデラー(スイス/右)と錦織圭(日清食品/左)
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA

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