セレナとマレーがミックスダブルス出場、セレナがその理由を語る [ウインブルドン]
イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)のミックスダブルス。
これは、かなりすごいペアだ。
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がウインブルドンで、アンディ・マレー(イギリス)とチームを組むことになった。
マレーの代理人であるマット・ジェントリー氏は火曜日の夜、グランドスラム・チャンピオンで元世界ランク1位であるふたりが、ウインブルドンのミックスダブルスでペアを組むことになるだろうと話した。ミックスダブルスの登録の締切りは、水曜日の朝となっている。
女子シングルス1回戦での勝利のあと、セレナが記者会見の場に現れたとき――それは彼女がマレーと組んでダブルスをプレーするという発表より前に行われた――彼女はその可能性についての多くの質問で迎えられた。
「彼の労働倫理は率直に言って、ただただ途轍もないわ。それは私が常に敬意を払ってきたことだった。彼のフィットネス、すべてに。本当に多くの偉大な男子プレーヤーが存在し、競争の激しい時代に、彼がそれをやる、それらの選手より上に浮上するというのは、多くの人々ができなかったことだわ。彼はそのわずかな数人のひとりなのよ」とセレナはコメントした。
「敬われるべきことがたくさんある。何より、彼は女子テニスの問題について、声を大にして意見を言うことをはばからない。この点で特に際立っているわ。彼がその人生で、本当に強い女性と接してきたことがわかる。何にもまして、それは素晴らしいことよ」
ふたりは間違いなく、通常のミックスダブルスの注目度をはるかに超える膨大な関心を引きつけ、1回戦がプレーされるのがどのコートであれ、観客席をいっぱいにすることだろう。
セレナは言うまでもなく、史上もっとも成功をおさめ、もっとも有名なアスリートのひとりだ。
彼女はグランドスラム大会のシングルスで「23」のタイトル、そして姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と組んだ女子ダブルスでさらに「14」のタイトルを勝ち獲りながら、世界的なアイコンとしてテニスを超越した。彼女はまた、マックス・ミルニー(ベラルーシ)と組み、1998年にウインブルドンとUSオープンでミックスダブルスのタイトルさえ獲得している。
一方、イギリス最大のスポーツスターのひとりであるマレーは、長くイギリス人シングルス・チャンピオンが出ていなかったウインブルドンで77年の待ち時間に終止符を打った人物として、永遠に人々の記憶に残ることだろう。
その2013年の優勝に加え、2016年にもふたたびウインブルドンを制し、2012年にはUSオープンでも優勝。さらに2つのオリンピックで金メダル(男子シングルス)を獲った唯一のテニスプレーヤーとなった。今、臀部の手術から戻ったばかりの彼は、この試運転の期間に、プレーをダブルスのみに制限している。
マレーは今年1月のオーストラリアン・オープンで、すでに手術を受けていた臀部の痛みが深刻であるため、今季に引退しなければならないと考えていた。しかし、そのすぐあとに受けた2度目の手術(人工股関節置換術)に続き、彼は復帰することを決めたのだ。マレーは復帰初戦だった先月のクイーンズクラブで、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)と組み、男子ダブルス優勝を遂げていた。
今大会でのマレーはまた、男子ダブルスにピエール ユーグ・エルベール(フランス)と組んで出場することを予定している。
(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
※写真はアンディ・マレー(イギリス/右)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/左)(Getty Images)
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ