ティームが2年連続ナダルとの決勝へ、ジョコビッチのグランドスラム連勝は「26」でストップ [フレンチ・オープン]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)との2日がかりのフルセットを6-2 3-6 7-5 5-7 7-5で制し、グランドスラム初制覇に王手をかけた。試合時間は4時間13分。

 この試合は前日に始まったが、第3セットでティームが3-1とした時点で降雨順延となっていた。

 全仏に6年連続出場となるティームは、昨年の大会で初のグランドスラム決勝進出。ラファエル・ナダル(スペイン)に4-6 3-6 2-6で敗れたが、準優勝を果たした。今シーズンは3月に、インディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)でマスターズ初タイトルを獲得している。

 この結果でティームは、ジョコビッチとの対戦成績を3勝6敗とした。ロラン・ギャロスでは過去2度対戦しており、2016年の準決勝はジョコビッチが6-2 6-1 6-4で、2016年の準々決勝ではティームが7-6(5) 6-3 6-0で勝っていた。

 今大会でのティームは、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のトミー・ポール(アメリカ)を6-4 4-6 7-6(5) 6-2で、2回戦でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-3 6-7(6) 6-3 7-5で、3回戦でパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-4 4-6 6-2 7-5で、4回戦で第14シードのガエル・モンフィス(フランス)を6-4 6-4 6-2で、準々決勝では第10シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-2 6-4 6-2で破って4強入りを決めていた。

 ティームは前年と同一カードとなった決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのナダルと対戦する。ナダルは準決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-3 6-4 6-2で下しての勝ち上がり。

 2度目のグランドスラム4大会連続制覇と「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業達成を目指していたジョコビッチだったが、グランドスラムでの連勝は「26」でストップした。

※写真はドミニク・ティーム(オーストリア)
PARIS, FRANCE - JUNE 08: Dominic Thiem of Austria celebrates at match point during his mens singles semi-final match against Novak Djokovic of Serbia during Day fourteen of the 2019 French Open at Roland Garros on June 08, 2019 in Paris, France. (Photo by Clive Mason/Getty Images)

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