クビトバがアザレンカにストレート勝ち [サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー]

ロシア・サンクトペテルブルクで開催されている「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」(WTAプレミア/1月28日~2月3日/賞金総額82万3000ドル/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、オーストラリアン・オープン準優勝のペトラ・クビトバ(チェコ)がビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-2 7-6(3)で下した。
 
 クビトバは8ゲーム連取で試合のコントロールを握ったあと、最終的にタイブレークを潜り抜けて勝利をつかんだ。

 第1シードのクビトバは1回戦がBYEで免除され、この試合が初戦だった。彼女は第1セットで1-2とリードされていたが、そこから8ゲーム連取で一気に第2セット3-0リードへと突き進んだ。

 しかしクビトバは、5-1からのマッチポイントでダブルフォールトをおかし、最終的に勝ちはしたが、アザレンカに試合の中に戻ってくることを許してしまった。

 準々決勝で、クビトバは第8シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。ベキッチはラッキールーザーのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-4 6-3で退けた。

 マリア・シャラポワ(ロシア)は右肩の故障のため、第3シードのダリア・カサキナ(ロシア)と対戦するはずだった2回戦の数時間前に棄権を決めた。シャラポワは1回戦でダリア・ガブリロワ(オーストラリア)を倒し、母国ロシアでのこのWTA大会で初優勝することを目指していた。

「今週、プレーする準備を整えるために全力を尽くしたけど、右肩(の痛み)に変わらず煩わされている」とシャラポワは大会の公式サイト上で説明した。

「来たる数日間に、私は自分のメディカルチームと会い、状況を検討するつもりでいる。そして可能な限り早く、競技に戻ることを楽しみにしている。母国の観客の前でプレーするというのは、私にとって特別なことであり、この素晴らしい大会で戦い続けられないことを残念に思う」

 不戦勝を得たカサキナは、準々決勝で元世界2位でベテランのベラ・ズボナレワ(ロシア)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したズボナレワは現在97位であるにも関わらず、自分よりも81位も上にいる第5シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を4-6 6-4 6-4で下した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
Petra Kvitova of Czech Republic celebrates during her WTA St. Petersburg Ladies Trophy 2019 tennis match against Victoria Azarenka of Belarus on January 30, 2019 in Saint Petersburg, Russia. (Photo by Mike Kireev/NurPhoto via Getty Images)

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