最強双子ダブルスのブライアン兄弟が記録的キャリアの終了を宣言
双子ダブルスとして多くのファンに愛されたボブ&マイクのブライアン兄弟(アメリカ)が木曜日、その記録破りのキャリアに終止符を打つと発表した。彼らがUSオープンにエントリーしていなかったことから推測されていたが、それが正式なものとなった。
42歳の兄弟ペアはグランドスラム大会で「16」、ツアーレベルでは「119」のタイトルを獲得し、2012年ロンドン五輪では金メダルに輝いた。彼らは10シーズンに渡ってダブルス世界ランク1位で過ごし、2007年にはアメリカのデビスカップ優勝に貢献した。
その道のりで彼らは、勝利を決めたあとにジャンプして胸をぶつけ合う「チェストバンプ」で知られる有名なダブルスチームとなった。
カリフォルニア生まれのブライアン兄弟は、2020年が彼らにとってツアー最後の年になるとすでに宣言していた。
「そろそろ立ち去るべきときがきたと感じている」とマイクはコメントした。
先週に発表されたUSオープン男子ダブルスのエントリーリストに、彼らは名を連ねていなかった。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で行われるUSオープンは、月曜日から無観客で開催されることになっている。
ブライアン兄弟はニューヨークで5度チャンピオンとなっており、直近では2014年に優勝していた。
「僕たちは自分たちがいかにして完全にテニスに身を捧げていたか、そして毎日最大限の努力をしてきたことをもっとも誇りに思っている」とボブは語った。
「互いへの忠誠は決して揺らがなかったし、僕らはプロテニス界を何の後悔の念もなく去ることができるよ。僕らは競い合ってきたことやプレーヤー間で育んできた友情について懐かしく思うことだろう。ビッグマッチに向けて調子を上げていったり、ファンたちの歓声を受けてプレーする興奮を味わえなくのは寂しいね」
ボブが2018年に股関節の手術を受け、マイクはその期間中にジャック・ソック(アメリカ)と組んでさらに2つのグランドスラムを制していた。
アメリカ代表として15年間で25試合に勝ったブライアン兄弟は、デビカップ史上もっとも成功をおさめたダブルスチームである。
パンデミックでテニスが休止される直前の3月にブライアン兄弟はハワイで行われたデビスカップのウズベキスタン戦でプレーし、アメリカ代表をファイナルズ進出に導く3勝目を挙げていた。
2018年に導入された新ルールの下で、ブライアン兄弟は通常のプロセスをスキップして国際テニス名誉の殿堂の候補に自動的にリストアップされる資格を得た最初のATPプレーヤーとなっている。彼らはすでに、2025年の殿堂入り候補となることが決まっている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は最後のタイトルとなったデルレイビーチ・オープンで優勝したときのボブ・ブライアン(アメリカ/左)とマイク・ブライアン(アメリカ)(Getty Images)
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ