4人のシード勢がストレート勝利でベスト8進出、セレナはサカーリに敗れる [ウェスタン&サザン・オープン]

WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額225万829ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦が行われ、4人のシード選手がストレート勝利をおさめた。

 第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第16シードのデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-3 6-1で、第8シードのジョハナ・コンタ(イギリス)が予選勝者のベラ・ズボナレワ(ロシア)を6-4 6-2で、第12シードのアネット・コンタベイト(エストニア)がマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-3 6-3で、第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-2 6-3で下してそれぞれ8強入りを決めた。

 前のラウンドではクデルメトワが第1シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を倒す番狂わせに成功し、ブーズコバはウインブルドン優勝歴2回で第6シードのペトラ・クビトバ(チェコ)との同胞対決を制していたが、快挙を繰り返すことはできなかった。

ウェスタン&サザン・オープン2020|PHOTOアルバム

 一方で第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が予選勝者のジェシカ・ペグラ(アメリカ)に2-6 6-2 3-6で敗れ、前夜に前年覇者で第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を倒したオンス・ジャバー(チュニジア)は予選勝者のクリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)を6-3 6-0で退けた。

 この日最後の試合では、第3シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第13シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に7-5 6-7(5) 1-6で敗れた。セレナは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる休止期間からツアー再開後にプレーした5試合がすべてフルセットに突入し、戦績は3勝2敗となった。

 準々決勝では、大坂がコンタベイトと、コンタがサカーリと、メルテンスがペグラと、ジャバーはアリゼ・コルネ(フランス)を6-4 7-5で破った元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 この大会は本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で管理された環境を生み出すために今年は例外的にUSオープンの会場であるUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われている。このふたつのハードコートの大会は無観客で行われ、異例のダブルヘッダーを形成している。今季のグランドスラム2大会目となるUSオープンは、8月31日に開幕する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はジョハナ・コンタ(イギリス)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 25: Johana Konta of Great Britain returns a shot to Vera Zvonareva of Russia during the Western & Southern Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 25, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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