ITFシニアテニスツアーが2021年から90歳以上のカテゴリーを新設、高齢化社会に対応

国際テニス連盟(ITF)が金曜日に公式サイトを更新し、2021年からITFシニアテニスツアーに90歳以上のカテゴリーを設けるプランを発表した。シニアツアーは6つの大陸の70か国以上で年間500大会以上を開催しており、これまでの最高齢齢カテゴリーは85歳以上だった。

 大会は主に地元の選手が参加する小さなテニスクラブで行われるものから、世界中から何百人もの選手たちが集まるITF世界選手権まで様々となる。シニアツアーは競争の激しさだけでなく、テニスを通して長年に渡って築かれてきた友情を維持するような温かく親しみやすい雰囲気が特徴となっている。

 2020年に51人だった90歳以上の選手は2021年には81人になることが見込まれており、今後数年でさらに増加することが予想されている。今までは90歳以上の選手たちも85歳以上のカテゴリーで競い合っており、今後は同年代の中でプレーすることが可能となる。

 スペイン・マヨルカ島で来年開催予定のITFスーパーシニア世界選手権では、個人戦としては初めて90歳以上のカテゴリーが行われる予定となっている。

 ITFのジュニアおよびシニアテニスのマネージャーを務めるマット・バイフォード氏は、「来年から90歳以上の選手を対象とした世界的ツアーが開催されることからもわかるように、テニスは健康を維持するのに最適なスポーツです。ITFシニアツアーはテニスで競い合うだけでなく、新しい場所を訪れたりスポーツを通じて友情を深めることができるのです」とコメントした。(テニスマガジン)

※写真はイメージ(Getty Images)

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