ベンチッチがUSオープン出場を断念、2019年女子ベスト4のうち3人が欠場
ベリンダ・ベンチッチ(スイス)がUSオープン出場を取り消した最新のトッププレーヤーとなり、これで2019年女子シングルス準決勝進出者の3人が今年の大会に出場しないことになった。
土曜日にソーシャルメディアを更新したベンチッチは、「ニューヨークでの2大会をスキップするという難しい決断を下し、来月のローマでツアーに復帰することにしました」と報告した。
フレンチ・オープンの準備大会ともなるクレーコートのイタリア国際は、8月31日に始まるUSオープン終了の翌日に当たる9月14日にスタートする。
世界ランク8位のベンチッチが欠場を決めたことにより、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で行われるUSオープンは女子トップ8のうち5人が不在となった。
これに先立ち世界ナンバーワンのアシュリー・バーティ(オーストラリア)、5位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、6位で前年優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、7位のキキ・バーテンズ(オランダ)が不参加を表明していた。
アンドレスク、ベンチッチ、スビトリーナの3人は、1年前のUSオープンでベスト4に進出した。4強のもう一席を占めた前年準優勝者のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、大会が開催されると決まったときに一早く参戦の意志を示していた。
男子では前年覇者のラファエル・ナダル(スペイン)、ガエル・モンフィス(フランス)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、2016年優勝者のスタン・ワウリンカ(スイス)、ニック・キリオス(オーストラリア)らが渡米しない決断を下しており、同大会を5度制したロジャー・フェデラー(スイス)は右膝に2度目の手術を受けると決めた6月の時点で今季の残り期間を回復に充てると発表していた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のUSオープンでのベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)
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