前年女王アンドレスクがパンデミックによる準備不足でUSオープン欠場
今年のUSオープンは男女ともに、シングルス前年度覇者を欠くことになった。ラファエル・ナダル(スペイン)に続いてビアンカ・アンドレスク(カナダ)が木曜日、自身のSNSを通して欠場を発表したのだ。そして双方が出場取り消しの理由として、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックについて触れていた。
それとは対照的に同日には、フラッシングメドウで開催されるUSオープンとその前哨戦に出場すると表明したビッグネームもいる。その選手とは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。
これで男子テニス界の“ビッグ3”のうち少なくともひとりは、USオープンに参戦することになった。ナダルの不在に加えてロジャー・フェデラー(スイス)も右膝に2度の手術を受けたあと、今季の残り期間を回復に充てるため欠場を決めていたのである。
グランドスラム通算17勝を挙げているジョコビッチは、USオープンで8度決勝に進出して3つのタイトルを獲得した実績を残している。このふたりが不在となる今年の大会でプレーすることで、彼は自分よりも多くの栄冠に輝いたフェデラー(20回)とナダル(19回)との差を縮めるチャンスを手にすることになった。
昨年10月に中国・深圳でのWTAファイナルズで左膝を負傷したアンドレスクはそれ以来プレーしておらず、パンデミックの影響もあって最高レベルでプレーする準備を整えることができなかったことを欠場の理由に挙げた。
女子ツアーは約6ヵ月の休止期間を強いられたあと、先週のパレルモ女子オープン(WTAインターナショナル/クレーコート)から再開していた。一方の男子ツアーは、来週のチャレンジャー大会で復帰する予定となっている。
これに先立つ8月4日に、ナダルはパンデミックの最中にリスクを伴う海外渡航をしたくないと打ち明けた。
アンドレスクはSNSへの投稿を通して「親しい人たちと何度も話し合った結果、今年はニューヨークに戻らないという難しい決断を下しました」と報告し、「私は試合のためのフィットネスを取り戻すことに集中し、間違いなく最高レベルでプレーする準備ができているようにするためにこのステップを踏むことにしました」と説明した。
19歳だった1年前にアンドレスクは決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒し、1968年のオープン化以降の時代に初出場のUSオープンで優勝を遂げた初の女子プレーヤーとなった。アンドレスクはまた、グランドスラムのシングルスでタイトルを獲得した初のカナダ人テニス選手ともなった。
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ