ブレイディが16歳ガウフを退け、WTAツアーで初の決勝進出 [トップシード・オープン]
WTAツアー公式戦の「トップシード・オープン」(WTAインターナショナル/アメリカ・ケンタッキー州レキシントン/8月10~16日/賞金総額22万5500ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、ジェニファー・ブレイディ(アメリカ)がパワーを基盤としたテニスを駆使して16歳のコリ・ガウフ(アメリカ)を6-2 6-4で破り、WTAツアーでキャリア初の決勝進出を果たした。
フロリダに拠点を置く25歳のブレイディは日曜日の決勝で、23歳のジル・タイヒマン(スイス)と顔を合わせる。
決勝進出者のどちらもが、このUSオープン前哨戦のハードコート大会でまだ1セットも落としていない。今年ふたつ目となるグランドスラム大会であるUSオープンは、8月31日にニューヨークで開幕する。
ブレイディはここまでの4試合で17ゲームしか落としておらず、3度しかブレークを許していない。そのうち1ゲームは、この日のガウフがやってのけた。この試合でブレイディは8本のサービスエースを決め、26回あったファーストサーブからのポイントのうち22本を取った。
「いいサーブが打てれば、私はポイントをアグレッシブに始めことができる。フォアハンドを叩き込み、最初のショットから主導権を握って自分に有利な形でスタートを切ることができる」とブレイディはコメントした。
ガウフはこの大会で、第2シードと第8シードの選手を倒して勝ち上がっていた。
「復帰の1週目として、これ以上は望めないわ。目標はUSオープンに最高の調子で臨めるようにすることだから、これらの試合はいいステップになるはずよ」とガウフは大会を振り返った。
この日最初の準決勝でタイヒマンはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-3 6-2で下し、ツアーレベルでキャリア3度目――ハードコートでは初――の決勝に進出した。
南カリフォルニア出身で世界116位のロジャーズは、金曜日の準々決勝で第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)から金星を挙げたばかりのところだった。
タイヒマンがこれまでに獲得したツアーでのタイトルは昨年5月のプラハと同年7月のパレルモで、いずれもクレーコートでのものだった。
「皆は多分、私をただのクレーコートプレーヤーだと思っている。私は今回ここまで勝ち進んだことで、それだけではないということを証明したと思うわ」とタイヒマンは語った。
「そうね…今年の初頭くらいから、私はハードコートでずっと絶好調なのよ」
過去のツアー決勝での戦績が2戦2勝であることについて聞かれたタイヒマンは、「そういう数字は何の意味も持たないわ。でも間違いなく、決勝での自信にはなるでしょうね」と答えた。
第2セット最初のゲームでブレークに成功したタイヒマンは、そのあと3-2からのサービスゲームでひとつの鍵となる瞬間に直面した。レフティーのタイヒマンは0-40と3つのブレークポイントを握られたがすべて凌いでキープし、それ以降はもう相手に1ゲームも与えなかった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はジェニファー・ブレイディ(アメリカ)
LEXINGTON, KENTUCKY - AUGUST 15: Jennifer Brady celebrates after defeating Cori Gauff 6-2, 6-4 during Top Seed Open - Day 6 at the Top Seed Tennis Club on August 15, 2020 in Lexington, Kentucky. (Photo by Dylan Buell/Getty Images)
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