ATPが調整した暫定カレンダーを公開、ATPファイナルズの無観客開催を計画
更新した2020年の暫定カレンダーをATP(男子プロテニス協会)が公開し、イタリア国際(ATP1000/クレーコート)が当初の予定よりも1週間前倒しとなり、7月に予定されていたが一旦中止が決まっていたハンブルク・ヨーロピアン・オープン(ATP500/クレーコート)が新たに加わった。
シーズン末のトップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)は11月15日から22日まで、無観客で開催される予定だ。しかしATPは金曜日、限定的であってもファンが観戦することが許可されるように「希望を持ち続ける」と言及した。
ローマでのクレーコート大会は、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる前にマドリッド・オープン(ATP1000/クレーコート)が行われるはずだった週に移動した。そのためイタリア国際はUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)が終了する翌日となる9月14日から始まり、ハンブルクの開幕日である21日(月)に終了することになった。
短いクレーコートシーズンのフィナーレを飾るフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)は、9月27日から10月11日までロラン・ギャロスで開催される。
そのあとはヨーロッパでの室内ハードコート大会のシーズンに移り、ロシア・サンクトペテルブルク(ATP500)、ベルギー・アントワープ(ATP250)、ロシア・モスクワ(ATP250)、オーストリア・ウィーン(ATP500)、フランス・パリ(ATP1000)、ブルガリア・ソフィア(ATP250)と続いてATPファイナルズを迎えることになる。
1年間限定のライセンス発行を含め、ATPは2020年の残りのシーズンに大会を追加する方法を検討すると述べた。
ATPツアーはパンデミックにより3月途中から中断しており、8月22日から28日にフラッシングメドウで行われるウェスタン&サザン・オープン(ATP1000/ハードコート)から再開される予定となっている。
同大会は本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるが、パンデミックの影響で今年は例外的にUSオープン(8月31日~9月13日)と同じUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターに会場が移された。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年の「Nitto ATPファイナルズ」のシングルスに出場したメンバー(Getty Images)
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