ATPが暫定カレンダーを更新し、ハンブルクの大会が復活

ATP(男子プロテニス協会)が公式サイトを更新し、更新した2020年の暫定カレンダーを公開した。ATPツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断しており、8月22日から28日にフラッシングメドウで行われるウェスタン&サザン・オープン(ATP1000/ハードコート)から再開される予定となっている。

 大きな変更点としてはマドリッド(ATP1000/クレーコート)が中止になったことでローマ(ATP1000/クレーコート)がUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)終了後の9月14日からに前倒しされ、翌週には7月に予定されていたハンブルク(ATP500/クレーコート)が移動した。

 そのあと9月27日からのフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で短いクレーコートシーズンが終了し、ヨーロッパでの室内ハードコート大会が5週間で6大会行われたあと、11月15日からのATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)でフィナーレを迎える。

 またイタリア・ミラノで開催予定だった21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」はパンデミックの影響により、今年は開催されないことになった。

「この困難な状況下で運営するための解決策を見つける上で、継続的な取り組みと柔軟に対処していく姿勢を見せてくれた大会関係者の方々を称賛したいと思います」とATP会長のアンドレア・ガウデンツィ(イタリア)はコメントした。

 1年間限定のライセンス発行を含め、ATPは2020年の残りのシーズンに大会を追加する可能性を引き続き模索していく。

 健康と安全、海外渡航に関する政策、政府によるスポーツイベント承認の方針などを継続的に評価し、暫定カレンダーは変更される可能性がある。すべての大会はソーシャルディスタンスなどウイルス対策を徹底し、無観客または人数制限を設けるなど厳格なガイドラインに従って開催される。(テニスマガジン)

※写真はハンブルク・ヨーロピアン・オープンのセンターコート(Getty Images)

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