ジョコビッチがUSオープンと前哨戦への参戦を表明

世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が自身のSNSを更新し、フラッシングメドウで開催されるUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)とその前哨戦に出場する意向を表明した。

 火曜日にウェスタン&サザン・オープンがダブルスのエントリーリストを公開し、ジョコビッチが同胞のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)とのペアでダブルスにも参戦する予定であることが明らかになっていた。

 ジョコビッチはSNSへの投稿を通して「決断を下すのは簡単ではなかった」と明かし、「ふたたび競技することができる見通しとなり、本当に楽しみだ」とコメントした。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中からすべての公式戦は中断していたが、前週のパレルモ女子オープン(WTAインターナショナル/クレーコート)から再開した。

 全米テニス協会(USTA)は国内の他地区で感染の状況が悪化して海外渡航に関わる疑問が漂う中、ニューヨークで前哨戦のウェスタン&サザン・オープン(ATP1000、WTAプレミア5/ハードコート)を含む2大会を連続して無観客で開催することを予定している。

 6月の時点でジョコビッチはUSオープンでプレーヤーに課される予防措置を「極端」で「耐え難いものだ」と表現し、もし開催されたとしてもスキップすることを考えていると発言していた。

 USオープンに昨年まで2年連続14回に渡って出場していたジョコビッチは、これまでに3度(2011年、15年、18年)にタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ昨年はスタン・ワウリンカ(スイス)との4回戦まで勝ち進んだが、左肩の故障のため第3セット途中でリタイアしていた。(テニスマガジン)

※写真は昨年のUSオープンでのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

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