国枝慎吾は準優勝、20歳のヒュウェットが単複2冠 [USオープン・車いすの部]

「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月27日~9月9日/ハードコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)は第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に3-6 5-7で敗れた。試合時間は1時間55分。
ゴードン・リード(イギリス)とのコンビでダブルスに第2シードで出場していたヒュウェットは、前日に行われた決勝で第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)を5-7 6-3 [11-9]で破っており、単複2冠を達成した。
グランドスラムのシングルスに8大会連続9度目の出場となった20歳のヒュウェットは、昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)に続くキャリア2勝目を挙げた。
この結果でヒュウェットは、国枝との対戦成績を5勝5敗のタイに追いついた。グランドスラムでは昨年2度対戦し、6月の全仏準決勝は6-4 6-4で、9月の全米1回戦では4-6 6-4 6-3で、いずれもヒュウェットが勝っていた。
全米に2年続10回目の出場となった国枝は、これまでにシングルスのタイトルを6度(2007年、09年~11年、14年~15年)獲得。今大会では、1回戦でステファン・オルソン(スウェーデン)を0-6 6-1 6-3で、準決勝ではパイファーを2-6 6-4 7-5で下して決勝進出を決めていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、シングルスでウッデと上地結衣(エイベックス)がタイトルを獲得。ダブルスでは、ヒュウェット/リードとマジョレーン・バイス/ディーダ・デ グロート(ともにオランダ)がともに初優勝を果たした。
※写真はシングルス1回戦での国枝慎吾(ユニクロ)
撮影◎毛受亮介
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