USTAがUSオープンと前哨戦のコロナ対策を発表、中止のガイドラインは定めず

 選手向けに出された今週のUSTAアップデートの中で説明されたコロナウイルス関連のプロトコルの中には、以下のようなことが含まれる。

――プレーヤーとゲスト(シングルス出場者1人につき3人まで)は、到着してから48時間以内に2度のPCR検査にパスしなければならない。但し、最初の検査で陰性だった場合は会場に行くことが許可される。USTAの書類には、「検査結果は24時間以内に出ることを想定している』と記されている。

――抗体の有無を調べる検査も推奨されているが、必須ではない。参加者は「バブル」と呼ばれる安全地帯(大会指定ホテルや大会会場などウイルスに対する安全が保証された区域)に滞在するが、抗体検査で陽性と判定された者(つまり抗体を保持する者)は7日ごとに、陰性(抗体を持たない者)または抗体検査を受けなかった者は4日ごとにPCR検査を受ける。

――フラッシングメドウで行われる両大会においてプレーヤーが「バブル」の外に出るためには、大会ディレクターのステイシー・アラスター氏か医療部門の責任者から書面による許可を取得しなければならない。さもなければその選手には罰金が課され、大会から除外される。コーチやゲストが「バブル」から出た場合、彼らは2020年のクレデンシャル(入場パス)を失い、その翌年にもパスを取得できなくなる。

――ふたつのオフィシャルホテルがプレーヤーと彼らのゲストのために用意されているが、それ以外にも貸し切り可能な民間住宅に滞在することを選ぶことができる。その場合でも選手たちは上記と同じように到着時のPCR検査を受け、それから4日ごとに検査を繰り返す。これについてUSTAは、「医療チームが違ったやり方にすると決めない限りは」と言及した。

――民家を借りて滞在するプレーヤーたちは24時間のセキュリティが必要であり、そのための料金は各自で負担しなければならない。USTAは選手がその借家に滞在している期間を通し、外部セキュリティの出入口の情報(出方、入り方)へのアクセスを提供されなければならない。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はUSオープン会場のUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターにあるアーサー・アッシュ・スタジアム(Getty Images)

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