シティ・オープンが急遽キャンセルに「未解決の問題が多すぎる」

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で男子プロテニスが正式に再開を告げることになるはずだった大会が、土壇場でキャンセルされた。

 8月13日から予選が始まる予定だったアメリカ・ワシントンDCでの「シティ・オープン」(ATP500/ハードコート)が、火曜日に開催中止を発表した。同大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中、男子プロテニスが正式に再開される最初の大会となるはずだった。

 シティ・オープンの会長であるマーク・アイン氏は、「さまざまな国際的な渡航制限や最近の傾向として健康と安全について懸念されるなど、未解決の問題が多すぎる」ことが決断の理由であると説明した。

 男女のプロテニスツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断していたが、8月から再開することが決まっている。先月発表された暫定カレンダーの最初のイベントは、8月3日からイタリアで始まるパレルモ女子オープン(WTAインターナショナル/クレーコート)となっている。

 ワシントンDCでのハードコート大会が中止となった今、次に予定されている男子のツアー公式戦は8月22日にスタートするウェスタン&サザン・オープン(ATP1000/ハードコート)となる。同大会は通常ならオハイオ州シンシナティで開催されるが、8月31日からニューヨークで始まるUSオープンと同じ会場で行われることになっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のシティ・オープンの男子シングルス表彰式でのニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)

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