中国が原則的に国際スポーツ大会の年内中止を決定、テニスは男女11大会に影響

北京と隣接する隣接する張家口市で行われる2022年冬季オリンピックに向けたテスト大会を別として、中国は今年の残りの期間に国際的なスポーツイベントを開催しない方針であることを発表した。

 中国の国家体育総局からの命令により、11月に深圳で開催予定のWTAファイナルズを含むWTAツアー7大会が影響を受けることになる。中国ではそれ以外に、ATPツアー4大会が予定されている。

 上海ではまた、ゴルフで2つの大きな大会(男子の世界ゴルフ選手権のひとつであるHSBCチャンピオンズと女子のLPGA上海)を開催する予定だった。

 廈門市は10月にアジア・スポーツクライミング選手権を主催しており、広州では12月にバドミントンのワールドツアーファイナルズが行われることになっていた。

 この決定により、4月に延期が決まっていたF1の上海グランプリを復活させる可能性がなくなった。また、10月に予定されている2つの自転車競技の大会(広西チワン族自治区の男子ツアー、崇明島の女子ツアー)にも影響を与えることになる。

 ここまで中国では主に新型コロナウイルス(COVID-19)の国内感染を抑制しているが、海外から持ち込まれるケースについては警戒を続けている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年の「資生堂WTAファイナルズ深圳」の女子シングルス表彰式でのアシュリー・バーティ(オーストラリア/右)とエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)

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