ATPがコロナ対策の手順を調整中、健康と安全のガイドライン遵守を求める

男子プロテニスツアーを運営するATP(男子プロテニス協会)が8月14日に予定されているツアー再開に向けて、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに関する予防策と手順を「計画および調整」し続けていくと宣言した。

 セルビアとクロアチアにおいてノバク・ジョコビッチ(セルビア)が主催した非公式戦の「アドリア・ツアー」に参加したあとに世界ランク35位以内の選手2人がウイルス検査で陽性反応を示したことについて、ATPは月曜日に声明を出した。

 規制が緩和されていたセルビアとクロアチアで開催された「アドリア・ツアー」では、ソーシャルディスタンスを取る措置はなかった。

 3度グランドスラム大会で準決勝に進出した実績を持つ世界19位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は日曜日、ウイルス検査で陽性と診断されたことを打ち明けた。土曜日にザダルでディミトロフと対戦したボルナ・チョリッチ(クロアチア)もまた、月曜日に感染していたことを公表した。

「ウイルスの感染拡大を抑えるため、しっかりとソーシャルディスタンスを取りながら健康と安全のガイドラインを厳格に遵守することを引き続き求めていく」とATPはウイルス対策に関する姿勢を示した。

 男女のプロテニスツアーはパンデミックにより3月途中から中断していたが、非公認のエキシビション大会は世界各地で開催されている。ツアーは先週、8月から再開する計画を発表していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はイメージ(Getty Images)

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