タイブレーク連続奪取の錦織が初の8強に王手 [ウインブルドン]

「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第24シードの錦織圭(日清食品)が予選から勝ち上がってきたエルネスツ・グルビス(ラトビア)と対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットを錦織がタイブレークで奪い、4-6 7-6(5) 7-6(10)で第4セットに突入した。

  両者の過去の対戦成績は、錦織の2戦全勝。初対戦だった2008年4月のバミューダ(ATPチャレンジャー/10万ドル/クレーコート)の準々決勝は6-2 2-6 6-2で、2014年4月のバルセロナ(ATP500/クレーコート)の準決勝では6-2 6-4で、いずれも錦織が勝っていた。グラスコートでの対戦は、今回が初となる。

  ウインブルドンに9年連続10回目の出場となる錦織は、過去2度のベスト16(2014年、16年)がこれまでの最高成績。昨年は3回戦で、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に4-6 6-7(3) 6-3 3-6で敗れている。

  今大会での錦織は、1回戦で予選勝者のクリスチャン・ハリソン(アメリカ)を6-2 4-6 7-6(3) 6-2で、2回戦でラッキールーザーのバーナード・トミック(オーストラリア)を2-6 6-3 7-6(7) 7-5で、3回戦では第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)を6-1 7-6(3) 6-4で破って16強入りを決めていた。

  昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。今大会は、復帰後のグランドスラム2戦目となる。

※写真は錦織圭(日清食品)
LONDON, ENGLAND - JULY 09: Kei Nishikori of Japan celebrates a point against Ernests Gulbis of Latvia during their Men's Singles fourth round match on day seven of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 9, 2018 in London, England. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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