USオープンを無観客でやるかもしれないという話が出ていることについて、マリン・チリッチ(クロアチア)が異議を唱えた。彼は観客なしのテニスなど考えられないという。

 男子と女子のプロテニスツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断しており、少なくとも7月末までこの状態が続くことになっている。

 テニスシーズン再開に関する憶測が飛び交い、無観客開催の可能性が頻繁に取り沙汰される中、それを「まったく出来ないよりはいい」と取る者もいるが、チリッチのように強い難色を示す者もいる。チリッチはロイター通信のインタビューで、観客なしのUSオープンなど想像もできないと語った。

「そうなれば、それは練習試合のような雰囲気になってしまうだろう。今季の優勝者について語るとき、『無観客でやった2020年USオープンで優勝したやつのこと知ってるか』などということになる。それは同じ価値を持たないタイトルとなってしまうだろう。それがベストのシナリオじゃない」

 これに先立ち、1988年フレンチ・オープン準優勝者で現在テレビ解説者としても活躍しているレジェンドのアンリ・ルコント(フランス)もまた、無観客でのフレンチ・オープン開催に強く反対していた。

「テニスのシーズンはサッカーやバスケットとは違う。テニスでは、12月に始めようが1月だろうが大きな違いはない。大会運営はスポンサーやチケット売り上げを基盤としているから、無観客の大会なんてないだろうと思う。スポンサーは観客が来てテニスや選手を観るからこそ、お金を投資するんだ」とチリッチは私見を述べた。(テニスマガジン)

※写真はATPカップでのマリン・チリッチ(クロアチア)(Getty Images)


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