モンフィスがキッツビューエルの招待大会で実戦復帰を予定
オーストリア・キッツビューエルで開催されるエキシビション大会に、ガエル・モンフィス(フランス)が出場する意向を示した。フランスのレキップ紙が報じたところによれば、モンフィスはこの招待大会で新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによるツアー休止後では初めて本格的にテニスをプレーすることになるという。
モンフィスは大会名である『ティームズ7』の元となったドミニク・ティーム(オーストリア)に続き、出場を約束したプレーヤーだ。この大会はティームの父親をスポーツディレクターとし、ティームの近親の者たちが衝動的に開催を決めたという。
大会主催者は土曜日にこのイベントについて公表し、7月7~11日に8人の選手たちを通常ATP250大会が行われるキッツビューエルに集結させると説明した。
男女のプロテニスツアーはパンデミックにより3月途中から中断しており、少なくとも7月末までこの状態が続くことになっている。しかし新型コロナウイルスによる騒ぎが次第にコントロール下に置かれていく中、欧州では様々なエキシビション大会が開催され始めている。
世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「アドリア・ツアー」(6月13日~7月5日)を企画し、これにはティームも参加することになっている。
このイベント以外にもモンフィスはベルリンの大会(ズベレフ、ティーム、キリオスなどが出場予定)に出るよう誘われたが、これを断っていた。7月初頭から始まるはずのフランスの大会もあるが情報が不足しており、それもあってモンフィスはオーストリアからの招待に応じることを決めた。残りの出場者については、近日中に発表されることになる。
同大会の賞金総額は30万ユーロで、ふたつのグループに分かれてのラウンドロビン(総当たり戦)のあとに4人が決勝トーナメントに進むというロンドンのATPファイナルズ風の方式が採用されている。限られた人数だが観客ありで行われる予定で、人数の上限はオーストリア政府が定めた規則に沿うものとなる。(テニスマガジン)
※写真はオーストラリアン・オープンでのガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)
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