ルコントがフレンチ・オープン無観客開催に反対意見「何の面白みもない」
テニスの「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/クレーコート)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを理由に、本来の5月から9月に日程を移した。そして同大会を運営するフランステニス連盟(FFT)のベルナール・ジウディセリ会長は、今年のロラン・ギャロスが無観客で開催される可能性を否定しなかった。
これに対して1988年フレンチ・オープン準優勝者で現在テレビ解説者としても活躍しているレジェンドのアンリ・ルコント(フランス)は水曜日、「観客なしでロラン・ギャロスを開催するなんて、何の面白みもないと思う」と私見を述べた。
「誰が興味を持つんだい? スポンサー、ビジネスパートナーたちにとっては間違いなく意味ないね。選手にとっては、対処が難しいだろう。これはより政治的決断だ」とルコントはコメントした。
「フランステニス連盟は数ヵ月のうちに、普通の状況の中でロラン・ギャロスを開催できるよう願っている。でも無観客でのプレーなんて――。僕個人の意見では、無観客でやるくらいなら今年はキャンセルし、2021年の真のシーズンに向けて再出発を切ったほうがいいよ」
※写真は昨年1月にオーストラリア・メルボルンで行われたエキシビションマッチでのアンリ・ルコント(フランス)(Getty Images)
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