「今日のやっさん」〜テニスが人生〜

緊急事態宣言が5月31日まで延びましたね。
これからの活動についても考えていかなくてはいけません。

さて、昨日はこの記事について色々と考えていました。

◯ソフィヤ・ジュック(ロシア/20歳)

若干14歳でITFプロツアーで初優勝、15歳の時にウィンブルドンJr.を制覇し、16歳ではUSオープンの本戦に出場、18歳の時点でITFプロツアー6勝、WTAランキングは116位と将来期待の若手選手です。
ですが、現在は長年の怪我による精神的な問題も含め無期限の休養中になっています。

僕が考えさせられたのはジュック選手のInstagramでのメッセージでした。

「痛みから解放されて、自分の健康や将来について考える時間がほしかった。多くの人は人間として本当に幸せになることを理解していない人が多いと思う。そして、私は自分自身が幸せで、健康で、普通の生活を選んだ。」

そのようなことを告白していました。
また、怪我については深刻で、ウィンブルドンJr.の時にも医師から見放されるレベルであったと。
それでも優勝した、もしくはしなければならなかったという、それだけ過酷な世界であるということを物語っていると思います。

僕も怪我と選手生活については常に課題を持って取り組んでいます。
僕自身が非常に怪我が多かったというのもありますが、実際ツアーをまわっていても痛みのない状態の選手はトップになればなるほどいません。優勝しても、数時間後には新たな土地で新たな大会が始まります。長時間の移動、痛み止めなどの薬の服用、勝てば勝つほどタフな試合展開など様々な負担があります。
その中でも戦っていかなくてはならなくて、そして結果を出し続けていかなくてはなりません。

夢の舞台のひとつUSオープンのアーサーアッシュスタジアム。
ここまで来るためにいろんな方々のご協力と、良仁自身があらゆるものを犠牲にしてきました。

ツアー中にある、僅かなオフの時間が選手たちにとって最も大事な部分であることは確かです!

果たしてどれが幸せなのか。

正直それはわかりません。
でも、夢はあります。
普通ではない世界が見えます。
でも、失うものもとても多い。
だからこそ、狂気なくらいの覚悟を持って臨んでいかなくてならないと思うのです。

最後に、ジュック選手はこうも書いています。

「私はその選択に後悔はしていない。そして、私は今の私より幸せだったことはありません。」

これは1人の人間としての選択のひとつだと思います。
でも、20歳でこれだけのことを言えるというのは、「テニスが人生」だった時間があったからこそだと思います。

ジュック選手のInstagramでのメッセージ全文です。

Sofya Zhuk on Instagram: “I’ve been thinking about writing this for awhile but i think i should do it now. Everyday i get questions about if i stopped playing…”

www.instagram.com

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