世界一を育てたコーチに学ぶ「トニーナダル」(3)トニーがラファに使うトレーニング

コーチは選手の近くに立つ

写真◎小山真司
トニーはラリー中、教えている選手のすぐ近くに立って選手を密に観察する。トニーによれば、ラファにプレッシャーを感じさせるため、いつも練習中はラファの近くに立ち、いい点、悪い点を指摘してコミュニケーションをとる。コーチが間近にいて観察していることで選手の気が引き締まり、足の動きを刺激することになるとトニーは言う。
軸足は常にボールの後方に

写真◎小山真司
スムースで、体重を乗せたスイングを実現するには、インパクトの瞬間、軸足は常にボールの後方になければいけない――つまり打点は体の前方の、適切な位置にあり、よい打点がとれている結果として、体重を乗せ、しっかり振りきれることになる。
インパクトの『長い音』に耳を澄ます

写真◎小山真司
フォロースルーという言葉通り、インパクト後もボールをラケットフェースが追うようなイメージで打ち抜き、“長いインパクト”を心がける。ここでトニーが強調した注意点は、コーチはインパクト音を聞き、すぐにボールが離れるような『短い音』がしたら注意すること。打点が遅れたり、狂うなどして"押し“がないと音が短くなる。目指すは、フルにインパクトし、ボールについてラケットを振り抜くイメージのスイングから生まれる『長い音』だ。
ラケットを前方に振り抜く

写真◎小山真司
トニーは、ラケットを前方に大きく振り抜く(その結果、ラケットヘッドのスピードがつく)ことを目標のひとつに挙げたが、体と打点との間隔も適切でなければ腕が縮んだり、体が伸びるような形になって、スムースに打ち抜けない。そのちょうどいい打点をつかみ、打つためには、ボールをよく見て距離感を計り、足を動かすようにすることが必要となる。
体重移動する

写真◎小山真司

写真◎小山真司
「両足がベタ足で地面についた状態で打たない」ことだ。ほぼセンターを狙い合う、コース的に楽なラリーだからといって怠慢にならず、余裕があるからこそ、必ずボールの後ろに入り、スペースの感覚をつかむために、後ろから前にいくような感覚で体重移動しながら打つ。ボールを打つ際は膝を送り、体重を移して足が浮いている状態であること(ベタ足で打たない)。
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