世界一を育てたコーチに学ぶ「トニーナダル」(3)トニーがラファに使うトレーニング

ちょっとこぼれ話

写真◎田中エリカ

 このラファの練習紹介コーナーで生徒役を務めたのは、ATPランキング400位台、28歳のクラウディオ・グラッシ選手。非常に速い“木のサーフェス”でのデモンストレーションとなったため、トニーが要求するストロークがなかなか打てず苦労していたところ、トニーのコーチ魂がむくむくと頭をもたげた。

 通常、単に練習を紹介してさっさと進んでいくはずの講習で、トニーは彼の横につき、『長い音』に至るまで発破をかけ続け、講習者たちはひたすらその“2人の世界”を見守ることに。講義の進行など気にかけず、本気でコーチングに没頭してしまうトニーに、真のコーチ魂を見た!

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