ティームが東京オリンピックに参加する意向を表明

写真はNitto ATPファイナルズでのドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)

男子テニス世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が自身の公式サイトでブログを更新し、2021年に開催予定の東京オリンピックに参加する意向を表明した。

 ツアー大会を優先するため2016年リオデジャネイロ五輪を欠場したティームは、2020年シーズンの予定として同時期に開催されるキッツビューエル(ATP250/クレーコート)に参戦するため東京五輪には出場しないと発言していた。しかし新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックでオリンピックの1年延期が決まり、2021年シーズンのスケジュールの中に組み込むことが可能となった。

 ティームは公式サイトを通し、「7月23日から東京で開催される夏季オリンピックに参加します!ずっと考えていたのですが、来年はトーナメントのスケジュールに合うようになりました。そして、メダルを争うのを楽しみにしています」と報告した。

 2004年アテネ五輪で金メダルを2つ獲得したニコラス・マスー(チリ)の指導を受けているティームは「彼は信じられないほど素晴らしい感情について話してくれました。自分もそれを感じてみたいです」と明かし、「アスリートにとってオリンピックの雰囲気は独特のものですが、そのすべてを吸収したいと思います」とコメントした。

 今シーズンのティームは2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れたが、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で悲願のグランドスラム初制覇を成し遂げた。シーズン末のトップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)では決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れ、2年連続準優勝で終わっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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