全豪女王ケニンがメルボルン・パークに帰還「本当に特別なこと」 [ヤラバレー・クラシック]

写真はソフィア・ケニン(アメリカ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ヤラバレー・クラシック」(WTA500/オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/1月31日~2月6日/賞金総額44万2020ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、ソフィア・ケニン(アメリカ)は昨年のオーストラリアン・オープン優勝して以来となるメルボルン・パークでの試合で少人数のファンたちに迎えられた。

 彼女は観客がいなかったことを寂しく思っていたと言い、ファンの応援を大いに楽しんだ。もっとも彼女はマーガレット・コート・アリーナでもっと長くその雰囲気を味わいたかったことだろう。ケニンが第1セットを7-5で取ったあとに対戦相手のカミラ・ジョルジ(イタリア)はトレーナーを呼び、それからリタイアを決めた。

 昨年のオーストラリアン・オープンでグランドスラム初タイトルを獲得する以前のケニンは、2018年と19年のメルボルン・パークで1勝しか挙げていなかった。しかし昨年の大会での彼女は準決勝で地元期待のアシュリー・バーティ(オーストラリア)を、決勝ではガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を倒して栄冠に輝いた。

 期日を遅らせて開催されたフレンチ・オープンでもケニンは決勝に進出し、そこでそれまで一度もグランドスラム大会で優勝経験がなかったイガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れはしたが昨年のグランドスラム大会で他のどの女子プレーヤーよりも多くの勝利を記録した選手となった。

「言うまでもなく、本当に特別なことよ。ここに戻って来られて本当にうれしいわ」とケニンはオーストラリア帰還について語った。「私はコート上で、感情的になりそうになるのを何とか抑えようとしていたの。来週の月曜日か火曜日にプレーするときには、感情的にローラーコースターのようになるでしょうね」。

「今は少し静かな環境の中、リズムを掴もうとしているところよ。ええもちろん、来週にはメンタル的な部分でうまく対処するための方法を何とか見つけ出さなけれならないわ」

 一方で1年ぶりのシングルス公式戦に臨んだ第1シードのバーティは、4本目のマッチポイントをものにしてアナ・ボグダン(ルーマニア)を6-3 6-3で倒した。バーティは次のラウンドで、アリョーナ・ボルソバ(スペイン)を6-3 6-7(6) 6-2で破って勝ち上がった第16シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)と対戦する。

「今日は本当に楽しかったわ。皆さんに会えなくて寂しかったのよ」とバーティは試合後のオンコートインタビューで観客たちに向かって思いを打ち明けた。「ここは私にとって世界中で一番お気に入りの場所のひとつなの」。

 バーティはパンデミックの間は健康を第一に考えて海外渡航をしないという選択をし、USオープンと2019年に優勝したフレンチ・オープンを欠場するという決断を下していた。

「(プレーできず)寂しかったわ。私は頭の中で、自分の決断とかなり長いこと戦っていたの」とバーティは打ち明けた。「でも健康を第一に考えなければならなかった…」。

 そのほかの試合では第4シードのペトラ・クビトバ(チェコ)、第6シードのムグルッサ、第11シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、第14シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)、ベラ・ズボナレワ(ロシア)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 ヤラバレー・クラシックは選手たちにオーストラリアン・オープンに向けて準備する機会を与えるため、メルボルン・パークで今週行われている6つの大会――女子3大会と男子3大会――のひとつとなっている。(APライター◎ジョン・パイ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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