“ハードロックダウン”を課された選手にとって大会は「実行不可能」とサングレン [オーストラリアン・オープン]

写真はテニス・サングレン(アメリカ)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の大会2日目は、男女シングルス1回戦が行われた。

 第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)がゆっくりと大会に入っていこうとしているとき、ATPカップで母国を優勝に導いたロシア人選手2人は勢いに乗っていた。

 第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がバセック・ポスピショル(カナダ)を6-2 6-2 6-4で下して連勝記録を「15」に伸ばし、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)はヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3 6-3 6-4で退けた。

 最低気温が20度程度で太陽が降りそそいだこの日、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)は4つのマッチポイントを凌いだ末に第13シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を3-6 6-4 6-7(4) 7-6(6) 6-3で倒した。

 女子では初日のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に続いてこの日はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と練習を許されない『ハードロックダウン』を課された選手たちが初戦敗退していたが、オーストラリアン・オープンで2度8強入りした実績を持つテニス・サングレン(アメリカ)も厳しい検疫期間を過ごしたひとりだった。

 第21シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)に5-7 1-6 1-6で敗れたあと、ハードロックダウンを課された選手たちにとって大会は「実行不可能」とサングレンは発言した。

「僕はこれまでグランドスラム大会で、たぶん勝てないだろうと知っていながらコートに入ったことは一度もなかった」と彼はコメントした。(APライター◎ジャスティン・バーグマン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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