20歳のアン・リーは練習なしでも大丈夫? [オーストラリアン・オープン]
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、スローン・スティーブンス(アメリカ)など、メルボルンで『ハードロックダウン』を課された女子選手の何人かは苦しむことになった。彼女たちは皆、オーストラリアン・オープンで早期敗退を喫した。14日間を練習することなくホテルの部屋で過ごしたあと、彼女たちの体は大会への準備ができていなかったのである。
しかしアン・リー(アメリカ)は違った。20歳のリーは成功をおさめている。彼女はアリゼ・コルネ(フランス)を6-2 7-6(6)で倒し、3回戦に駒を進めた。彼女は今年の出だしから負けておらず、マッチ6連勝を続けている。彼女は先週開催された前哨戦のグランピアンズ・トロフィーの準決勝で勝ったが、スケジュールの問題のために決勝はキャンセルされていた。
リーは主にプレシーズンの準備とホテルルームで大いに行ったワークアウトのおかげで、ハードロックダウンのあともプレーの準備はできていると感じたと語った。彼女はまた、テニスをプレーすることをどれほど恋しく思っていたかに気付いたのだと打ち明けた。
「私たちはときどき、それを当然のことと思ってしまいがちなのよ。私たちはコートに出たら、すべてのボールに意図を持たせる必要があるわ。いつプレーできなくなるか分からないのだから」と彼女はコメントした。
ここ数ヵ月で驚くべき進歩を見せているリーは、USオープンで3回戦に進出するなどして世界ランク69位としてメルボルン・パークに乗り込んできた。
彼女は次のラウンドで第7シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦し、さらに一歩先の4回戦に進むチャンスを手にしている。しかしその前に、まずは1日の休息だ。
「多分15分くらいボールを打つつもりよ。ここに来るのは好きなんだけど、あまり長いこと留まらないよう気を付けるわ」と彼女は話した。(APライター◎ジャスティン・バーグマン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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