「今大会で一番イライラした」3回戦でジャバーを退けた大坂 [オーストラリアン・オープン]

試合中、コート脇に逃がそうとした蝶が大坂なおみ(日清食品)の鼻に止まる場面もあった

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第3シードの大坂なおみ(日清食品)が第27シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-3 6-2で倒してベスト16進出を決めた。試合時間は1時間18分。

 大坂にとってスコア以上に難しい試合だった。最初のサービスゲームをキープするのに5度もデュースになる苦しい立ち上がりとなる。

 その後はドロップショットで走らされた。「ドロップショットがいつくるかわからないから怖いし、大変だった。今大会で一番タフな試合。自分のプレーがよくなかったから、今日は一番イライラした。とにかく自分のチャンスがくるようにファイトして戦い続けた」と大坂は振り返る。

 勝負を分けたのは大事なポイント。ブレークポイントはともに7個ずつで、大坂はそのうち4本取ったが、ジャバーに取られたのはひとつだけだった。ジャバ―もその点を悔やんだ。

「第1セットはブレークポイントのチャンスが何度かあったのに…。でも、彼女のほうがずっといいプレーをしていたし、ショットは本当に素晴らしい。特にアングルショットがきつくて、いいタイミングでいいところに打ってきた。もっとラリーをして自分のペースに持ち込みたかったけど、させてもらえなかった」

 大坂の4回戦の相手は今大会3戦すべてストレート勝ちと現在好調のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)。「ムグルッサとはだいぶ前に芝生で練習したことがあるだけ。その記憶を思い出したい」と大坂は次の戦いに向けて気持ちを切り替えた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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