コロナ回復後のマレーが再起を期した今季初戦のチャレンジャー大会で準優勝 [ビエッラ・チャレンジャー]

写真はビエッラ・チャレンジャーの決勝で敗れたアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)

ATPツアー下部大会の「ビエッラ・チャレンジャー室内1」(チャレンジャー80/イタリア・ピエモンテ州ビエッラ/2月8~14日/賞金総額4万4820ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルスに第1シードで出場していた元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)は、決勝でノーシードから勝ち上がってきたイリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)に2-6 4-6で敗れて今季の初戦を優勝で飾ることはできなかった。試合時間は1時間29分。

 オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)出場を予定していたマレーはメルボルン行きのチャーター便に乗る直前に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定されたため欠場する決断を下し、回復後の復帰戦として今季最初の大会に臨んでいた。

 今大会でのマレーは1回戦でマクミリアン・マルテレル(ドイツ)を6-7(3) 6-2 6-3で、2回戦でジャン マルコ・モローニ(イタリア)を6-4 6-4で、準々決勝で第6シードのブラジュ・ロラ(スロベニア)を6-4 7-6(9)で、準決勝ではマティアス・ブールグ(フランス)を6-0 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 日本勢は守屋宏紀(北日本物産)が出場していたが、1回戦で第3シードのモハメド・サフワット(エジプト)に6-4 3-6 2-6で敗れていた。

 男子ダブルス決勝は、第2シードのルイス ダビド・マルチネス(ベネズエラ)/ダビド・ベガ エルナンデス(スペイン)がシモン・バウクフ/ヤン・ゼリンスキ(ともにポーランド)を6-4 3-6 [10-8]で倒してタイトルを獲得した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

上位の試合結果

男子シングルス決勝

○18イリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)6-2 6-4 ●1アンディ・マレー(イギリス)[1/WC]

男子シングルス準決勝

○1アンディ・マレー(イギリス)[1/WC] 6-0 7-5 ●13マティアス・ブールグ(フランス)

○18イリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)7-5 6-1 ●32フェデリコ・ガイオ(イタリア)[2]

男子シングルス準々決勝

○1アンディ・マレー(イギリス)[1/WC] 6-4 7-6(9) ●8ブラジュ・ロラ(スロベニア)[6]

○13マティアス・ブールグ(フランス)6-1 6-7(3) 6-1 ●12マティアス・バッキンガー(ドイツ)

○18イリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)6-2 2-6 7-5 ●24ロレンツォ・ジュスティーノ(イタリア)[4]

○32フェデリコ・ガイオ(イタリア)[2] 6-3 6-3 ●27ダニエル・マズア(ドイツ)

男子ダブルス決勝

○16ルイス ダビド・マルチネス/ダビド・ベガ エルナンデス(ベネズエラ/スペイン)[2] 6-4 3-6 [10-8] ●4シモン・バウクフ/ヤン・ゼリンスキ(ポーランド)

男子ダブルス準決勝

○4シモン・バウクフ/ヤン・ゼリンスキ(ポーランド)6-4 6-7(5) [10-6] ●5ロバート・ギャロウェイ/アレックス・ローソン(アメリカ)[4]

○16ルイス ダビド・マルチネス/ダビド・ベガ エルナンデス(ベネズエラ/スペイン)[2] 7-5 6-3 ●10トリート・ヒューイ/セム・ファーベーク(フィリピン/オランダ)

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写真◎Getty Images

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