メドベージェフがチチパスを下し、マッチ20連勝を引っ提げ王者ジョコビッチとの決勝へ [オーストラリアン・オープン]
全豪に5年連出場となる24歳のメドベージェフは、2度のベスト16(2019年、20年)がこれまでの最高成績だった。昨年は4回戦で、スタン・ワウリンカ(スイス)に2-6 6-2 6-4 6-7(2) 2-6で敗れていた。大会前日まで行われていた世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でプレーしたメドベージェフはシングルス4試合で全勝し、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)と2人で母国を優勝に導いた。
両者は今回が初対戦。カタール・ドーハで行われた予選で3試合を勝ち抜き初のグランドスラム本戦入りを決めた27歳のカラツェフは、今大会で勝ち進むまでツアーレベルの本戦では3勝しか挙げたことがなかった。
2019年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でグランドスラム自己最高となる準優勝を飾ったメドベージェフは、昨年11月の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得した。
この結果でメドベージェフは、チチパスとの対戦成績を6勝1敗とした。グランドスラム大会では2018年USオープン2回戦で対戦し、メドベージェフが6-4 6-3 4-6 6-3で勝っていた。
今大会でのメドベージェフは1回戦でバセック・ポスピショル(カナダ)を6-2 6-2 6-4で、2回戦でロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-2 7-5 6-1で、3回戦で第28シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-3 6-3 4-6 3-6 6-0で、4回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-4 6-2 6-3で、準々決勝では第7シードのルブレフを7-5 6-3 6-2で破って4強入りを決めていた。
メドベージェフは決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。2度目の3連覇と9度目の優勝を目指すジョコビッチは準決勝で、予選から快進撃を続けてきたアスラン・カラツェフ(ロシア)を6-3 6-4 6-2で下しての勝ち上がり。
22歳のチチパスは2日前、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に対して2セットダウンからの逆転劇で4時間5分の激闘を戦っていた。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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