シモンがまたもメドベージェフに勝利、連覇を目指すチチパスらとともに準決勝へ [オープン13]

ATPツアー公式戦の「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月17~23日/賞金総額76万9670ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がジル・シモン(フランス)に4-6 0-6で敗れた。

 ランキングこそ上でも、 メドベージェフはいまだシモンに勝つ方法を見つけられないでいる。これは彼にとって、経験豊富なフランスのシモンに対するここ3対戦で3度目の敗戦なのだ。

 USオープン準優勝者で世界ランク5位のメドベージェフは35歳のシモンに対して第1ゲームでブレークを果たしたあと、自分のサービスゲームを5度落とした。

 前年度覇者のステファノス・チチパス(ギリシャ)はバセック・ポスピショル(カナダ)を7-5 6-3で下し、準決勝に駒を進めた。ふたりの対戦は、これが初だった。第2シードのチチパスは一度もブレークポイントに直面せず、相手のサーブを3度ブレークした。

 チチパスは次のラウンドで、第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-5 4-6 6-3で倒す番狂わせを演じたアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 ブブリクは第1セット4-4からの自分のサービスゲームで0-40という劣勢に立たされたが、そこから奮起してセットを先取した。彼がツアーレベルで準決勝に進出するのは、今回が3度目となる。ブブリクは昨年に2度決勝に至っていたが、いずれも準優勝に終わっていた。

 ATPツアーでベスト8に3人のカナダ人が勝ち残ったのは1990年以来のことだったが、そのうちベスト4に進出したのは第7シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)だけだった。オジェ アリアシムは最初の2試合でマッチポイントを凌いだ末に、苦労して勝ち上がっていた。

 彼は予選から勝ち上がったイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)を7-5 6-2で破り、準決勝でシモンと対戦することになった。シモンは現在のランキングこそ58位だが2009年に6位にまで上がったことのある選手で、ATPツアーで14タイトルを獲得している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロッテルダムの大会でのジル・シモン(フランス)
ROTTERDAM, NETHERLANDS - FEBRUARY 12: Gilles Simon of France returns a backhand against Kukushkin Mikhail of Kazakhstan during Day 5 of the ABN AMRO World Tennis Tournament at Rotterdam Ahoy on February 12, 2020 in Rotterdam, Netherlands. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

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