デル ポトロが再手術を決意、東京オリンピック出場を切望

写真は2016年リオデジャネイロ五輪でのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)(Getty Images)

元USオープン優勝者のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は今週に右膝の再手術を受けることを予定していが、変わらず東京オリンピックでプレーしたいと話している。

 2019年6月にクイーンズクラブのグラスコート大会の1回戦で膝を痛めてから戦列を離れているデル ポトロは、同じケガですでに3度手術を受けていた。彼はインスタグラムに投稿したメッセージの中で、火曜日にシカゴでふたたび手術を受けると明かした。

「保存療法を試してきましたが、変わらず痛みがあります。医師は僕がふたたびテニスをしたいと願っていること、そしてオリンピックに出場できるようになりたいと切望していることを知っています。そんな訳で僕たちは、可能な限り早く手術をする必要があるということで合意しました」とデル ポトロは説明した。

 32歳のデル ポトロは2009年USオープン決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を倒し、彼にとって唯一となるグランドスラム大会のタイトルを獲得した。しかしそれ以来、彼のキャリアは度重なる長期的なケガに妨げられてきた。

 1月に父親が亡くなったあとには引退も考えたが、コートに戻りたいと願っているのだとデル ポトロは語った。

「もちろん、ここ数週間は僕にとって容易なものではありませんでした。父が亡くなってから、すべてのことが本当に大変でした」と彼は打ち明けた。

「しかしまた、僕は父が天国から僕に向けて送ってくれている強さを感じてもいます。僕は目を覚まし、医師に電話しました。もう一度トライしなければならないということは分かっていました。この苦しい状況を克服できるよう願っています。僕はまだ止めません」

 東京オリンピックのテニス競技は今のところ、7月24日から始まる予定になっている。

 デル ポトロは2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得し、それから2016年リオデジャネイロ五輪では決勝でアンディ・マレー(イギリス)に敗れはしたが銀メダルに輝いた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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