大坂がマッチ22連勝で3回戦へ「今回はうまくいくように願っている」 [マイアミ・オープン]
大坂なおみ(日清食品)はこれより酷いショットを打ったことはなかったかもしれないが、それは問題ではなかった。世界ランク2位の大坂は対戦相手の頭上を越える打ち損ないのサービスを放ったが、そのミスヒットを振り払ってアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を7-6(3) 6-4で倒した。
最後のゲームで太陽に向かってサービスを打っていた大坂はラケットの端でボールを叩き、その打ち損ないのボールは驚いたトムヤノビッチを超えて飛んでいった。
「太陽が雲の上にあって、本当に奇妙な眩しさだったの。トスをやり直して光をやり過ごせばよかったんだけど、それをしなかた私の頑固さが原因ね」と大坂は説明した。
それ以外のサービスは非常によく、彼女は13本のサービスエースを記録した。彼女はここ1年以上も公式戦で負けておらず、22連勝の中には4度目のグランドスラム制覇を果たした先月のオーストラリアン・オープン優勝への進撃も含まれている。過去5度の出場で早期敗退を喫してきた彼女がマイアミで最高の成績を挙げるためには、あと1勝が必要なだけだ。
「あまり深読みできることがあるとは思わないけど、私がここでいい成績を挙げられなかった理由は常にあると思うの。今回はうまくいくように願っているわ」と大坂はコメントした。
他の試合では第10シードのキキ・バーテンズ(オランダ)が予選勝者のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に2-6 1-6で、第13シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)がサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に6-3 4-6 1-6で逆転負けするという番狂わせがあり、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)はアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)に6-7(5) 6-1 6-3で挽回勝ちした。
その一方で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第8シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第12シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第16シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はストレートセットで勝ち上がった。今月初頭にドバイで優勝しているムグルッサはこの日、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したワン・シンユー(中国)を6-4 6-1で下して2021年の戦績を19勝4敗とした。
ムグルッサは試合後に「大好きな大会だけに、今日はかなりナーバスになっていたの」と明かし、「中東でいいプレーをしたあと、私はただ同じエネルギーと同じ質のテニスを維持したいと思っていたわ」と語った。
プリスコバは最初のサービスゲームを落としたが、そのあとは落ち着きを取り戻してジェン・サイサイ(中国)を6-2 6-1で退けた。メルテンスは試合序盤にあと1ポイントで0-4とされる劣勢に立たされていたが、そこから挽回してケイティ・ブルター(イギリス)を6-4 6-1で破った。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Related
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ