大坂がマッチ22連勝で3回戦へ「今回はうまくいくように願っている」 [マイアミ・オープン]

写真は大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月4日/賞金総額326万190ドル/ハードコート)の本戦4日目は、ボトムハーフの女子シングルス2回戦が行われた。

 大坂なおみ(日清食品)はこれより酷いショットを打ったことはなかったかもしれないが、それは問題ではなかった。世界ランク2位の大坂は対戦相手の頭上を越える打ち損ないのサービスを放ったが、そのミスヒットを振り払ってアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を7-6(3) 6-4で倒した。

 最後のゲームで太陽に向かってサービスを打っていた大坂はラケットの端でボールを叩き、その打ち損ないのボールは驚いたトムヤノビッチを超えて飛んでいった。

「太陽が雲の上にあって、本当に奇妙な眩しさだったの。トスをやり直して光をやり過ごせばよかったんだけど、それをしなかた私の頑固さが原因ね」と大坂は説明した。

 それ以外のサービスは非常によく、彼女は13本のサービスエースを記録した。彼女はここ1年以上も公式戦で負けておらず、22連勝の中には4度目のグランドスラム制覇を果たした先月のオーストラリアン・オープン優勝への進撃も含まれている。過去5度の出場で早期敗退を喫してきた彼女がマイアミで最高の成績を挙げるためには、あと1勝が必要なだけだ。

「あまり深読みできることがあるとは思わないけど、私がここでいい成績を挙げられなかった理由は常にあると思うの。今回はうまくいくように願っているわ」と大坂はコメントした。

 他の試合では第10シードのキキ・バーテンズ(オランダ)が予選勝者のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に2-6 1-6で、第13シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)がサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に6-3 4-6 1-6で逆転負けするという番狂わせがあり、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)はアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)に6-7(5) 6-1 6-3で挽回勝ちした。

 その一方で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第8シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第12シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第16シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はストレートセットで勝ち上がった。今月初頭にドバイで優勝しているムグルッサはこの日、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したワン・シンユー(中国)を6-4 6-1で下して2021年の戦績を19勝4敗とした。

 ムグルッサは試合後に「大好きな大会だけに、今日はかなりナーバスになっていたの」と明かし、「中東でいいプレーをしたあと、私はただ同じエネルギーと同じ質のテニスを維持したいと思っていたわ」と語った。

 プリスコバは最初のサービスゲームを落としたが、そのあとは落ち着きを取り戻してジェン・サイサイ(中国)を6-2 6-1で退けた。メルテンスは試合序盤にあと1ポイントで0-4とされる劣勢に立たされていたが、そこから挽回してケイティ・ブルター(イギリス)を6-4 6-1で破った。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles