バーティがアザレンカとの元優勝者同士の対決に勝利し準々決勝へ [マイアミ・オープン]
アシュリー・バーティ(オーストラリア)はどのような状況下でも倒すのが難しい相手だが、追い詰められているときには特にそうである。彼女は月曜日、そのことを改めて証明して見せた。
第1シードのバーティは第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-1 1-6 6-2で振りきり、ベスト8に進出した。これはバーティにとって3セットマッチにもつれたここ20試合中17回目の勝利であり、そのうちふたつは今大会でのものだった。
そのことを聞いたバーティは「それは素敵な統計ね」と言ったが、この日の試合もまた素敵なものだった。この試合はマイアミのディフェンディング・チャンピオンで現世界ランク1位のバーティと、マイアミで3度優勝した実績を持つ元世界ナンバーワンのアザレンカが対決するという大一番の期待に応えるものだった。
第1セットはバーティが快調に先取し、第2セットに入るとアザレンカが見事なプレーで反撃した。しかし第3セットは例の統計が示す通り、バーティにとって有利な展開となった。最終セットでのバーティは南フロリダの暑さと湿気の中で2時間近くプレーしたにもかかわらず、決して困難に直面することはなかった。
「重要なのは、とにかく戦い続けるということよ。気を緩めず、セットを落とそうがブレークされようが何が起きても諦めないということが大事なの。とにかく踏ん張り続けることが肝心だと思うわ。そしていいプレーをするためには体調を整える必要があるから、私はコート外でも練習を積んできたのよ」とバーティは語った。
第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)もまた、フルセットの末に勝利をもぎ取った。スビトリーナは2時間半近くの試合で第9シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に2-6 7-5 7-5で競り勝ち、マイアミでの自己最高に並ぶ8強入りを決めた。
「容易なコンディションではなかったわ。私は自分を奮い立たせて勝機を見出そうとし、何とか1球でも余計に相手コートに返すことだけを考えていたの」とスビトリーナは振り返った。
そのほかの試合では第7シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第19シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-1 6-2で、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアナ・コニュ(クロアチア)を6-1 7-5で下し、それぞれ4回戦を突破した。
準々決勝ではバーティがサバレンカと、スビトリーナはセバストワと対戦する。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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