サカーリが大坂の連勝を「23」で終わらせ準決勝進出「やるべきことをやっただけ」 [マイアミ・オープン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月4日/賞金総額326万190ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第2シードの大坂なおみ(日清食品)が続けてきた23連勝の進撃が終わりかかっていたとき、彼女はサービスを打つ前に動きを止めて天に助けを求めるように首を伸ばして空を見上げた。

 それから彼女はプレーを続け、第23シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が大坂を6-0 6-4で下す番狂わせに成功した。

「こういうことが起これば起こるほど、私はそこから学ぶのよ」と世界ランク2位の大坂はコメントした。

 2020年2月以来の敗北を喫した大坂は今大会の結果次第で世界ナンバーワンに返り咲く可能性があったが、一足先に準決勝に進出していたアシュリー・バーティ(オーストラリア)を追い越すことができなくなった。

 大坂は先月にオーストラリアン・オープンで4度目のグランドスラム制覇を果たしたが、マイアミでは2度の3回戦進出(2016年、19年)がこれまでの最高成績だった。彼女はこの大会のハードコートで、心地よくプレーすることができなかったと話した。

「大会を通してあまりいいプレーをしていないと感じていたわ。リズムを掴めないという感じだったの」

 250位以上にいる唯一のギリシャ人女子選手であるサカーリに対して大坂は自分のサービスゲームで15ポイントを連続で落として引き離され、第2セットでは4-1のリードを棒に振ってしまった。彼女が8回あったサービスゲームでブレークポイントに直面しなかったのは、1ゲームだけだった。

「サービスの問題はどこからともなく現れた感じで、今日はファーストサーブが全然入らなかったわ」と大坂は語った。

 この結果でサカーリは、トップ5の選手に対するキャリア6勝目を挙げた。彼女は前ラウンドで第29シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を倒す前に6度のマッチポイントを凌ぎ、何とか生き残っていたのだった。

 ファーストサーブを41%しか入れることができなかった大坂は、サカーリにセカンドサーブをアグレッシブに攻撃されて苦戦を強いられた。さらにサカーリはサービスの調子がよく、大坂が先にミスするまでラリーを続ける粘りも見せた。

「自分が人生で最高のテニスをプレーしたとは思わないわ。私はただ、やるべきことをやっただけよ」とサカーリは振り返った。「本当に試合を楽しめたわ」。

 最初のゲームで大坂は40-0とリードしたが、そこから第2セットに入るまで自分のサービスゲームで1ポイントも取ることができなかった。ようやくその1ポイントを取ったときに彼女は少人数の観客から大きな喝采を受け、そのあと彼女は4-1とリードを奪った。

 しかしそこから巻き返したサカーリは4-4と追いつき、大坂のサービスゲームで40-0から5ポイント連取でブレークを果たした。サービング・フォー・ザ・マッチを迎えたサカーリは、冷静にキープして試合を終わらせた。

 サカーリは準決勝で、第8シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)と対戦する。アンドレスクはサービスゲームを8回落としたが、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)に6-4 3-6 6-3で競り勝った。

「簡単ではなかったから、今夜は乗り越えることができて本当にうれしいわ。私は自分がいかに疲れているかについてばかり考えていたから、ある時点では体も心も諦めそうになっていたの」とアンドレスクは明かした。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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