「ノボトナも天国から見てくれたはず」クレイチコバがサカーリを下し決勝進出 [フレンチ・オープン]

写真はバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)がロングゲームの末に第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を7-5 4-6 9-7で倒して決勝に進出した。

 オンコートでは好ゲームを見せた自分とサカーリを称えた。

「もし負けたとしても自分を誇りに思ったと思う。自分はとにかくファイトする。それが一番大事なことだった。どちらにも勝つチャンスがあり、どちらも素晴らしい試合をしたのに、どちらか一方しか勝者になれない」

 自身のチームやかつてのコーチに感謝の言葉を述べた。

「チームの皆に感謝している。私に物凄いエネルギーをくれた。マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)も見てくれていた。彼女は私のヒーロー。ヤナ・ノボトナ(チェコ)も天国から見てくれているはず。彼女は本当に私の面倒を見てくれた。彼女がいなくなって寂しい。でも本当に感謝している」

 ジュニアの頃から目標にしていた場所へ、25歳で辿り着いた。

「いつも今日のような試合、今大会のようなプレーをずっとしたいとジュニアの頃から思っていた。ビッグトーナメントで強い選手に勝つことが目標だった。ここまでくるのに長い時間がかかってしまった。でも今ようやく実現できた。メンタル面で成熟したのが大きい。多くのことに感謝している。個人的にも困難を乗り越え、このパンデミックもあった。何と言っていいか分からない。少し感情的になってしまった。母国語ではない英語でこの気持ちを100%表現することができない。この瞬間に感じていることをうまく伝えられない」

 決勝が今から楽しみな様子だ。

「アナスタシアは経験豊かで凄くいい選手。決勝まで勝ち上がったのだから、勢いもあって調子もいいはず。自分の試合の準備に集中していたから、彼女の試合は見られなかった。でも凄く楽しみ。ここまで勝ち上がることは思っていなかった。楽しんで、最後まで戦いたい」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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