チチパスがズベレフを倒して初のグランドスラム決勝進出を実現 [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 6-3 4-6 4-6 6-3で倒して初めてグランドスラム決勝への切符を掴んだ。試合時間は3時間37分。

 ズベレフは第5セット2-5から自分にサービスゲームでマッチポイントを4本凌いだが、チチパスが次のサービング・フォー・ザ・マッチで試合を締めくくった。

 グランドスラム準決勝の舞台が3大会連続4度目だったチチパスは、初めて勝利を手にした、

 ロラン・ギャロスに5年連続出場となる22歳のチチパスは、秋に開催された昨年のベスト4がこれまでの最高成績だった。前回の準決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットまで追い込んだが、3-6 2-6 7-5 6-4 1-6で敗れていた。

 今季のクレーコートシーズンでのチチパスはここまでに5大会でプレーして3度決勝に進出し、マスターズ初制覇を果たした4月のモンテカルロ(ATP1000)と5月のリヨン(ATP250)でタイトルを獲得した。

 この結果でチチパスは、ズベレフとの対戦成績を6勝2敗とした。クレーコートでは2019年5月にマドリッド(ATP1000)の準々決勝で顔を合わせ、チチパスが7-5 3-6 6-2で勝っていた。

 今大会でのチチパスは1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)を7-6(6) 6-3 6-1で、2回戦でペドロ・マルチネス(スペイン)を6-3 6-4 6-3で、3回戦で第31シードのジョン・イズナー(アメリカ)を5-7 6-3 7-6(3) 6-1で、4回戦で第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-3 6-2 7-5で、準々決勝では第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 7-6(3) 7-5で破って4強入りを決めていた。

 チチパスは決勝の舞台で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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