「私は壁打ちをしていた少女のまま」とクレイチコバ [フレンチ・オープン]

憧れのマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)に祝福され舞い上がるバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の女子シングルス決勝で、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)が第31シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-1 2-6 6-4で倒してノーシードからグランドスラム大会の新チャンピオンに輝いた。

「うれしい。本当にうれしい。凄くうれしい。夢が叶った。今は気持ちが高揚しているし、いろいろなことが頭に浮かんで、言葉にならない。うまくこの試合を乗り越えられたことがうれしい。特にメンタル面は大きなカギだった。メンタルコーチと試合前にたくさん話したわ。コートに入るとき、私はもうパニックに陥らなかった。それはすごくよかった。いつも夢見てきたことよ。ここで初めてグランドスラムのダブルスでタイトルを獲り、そのあとにミックスダブルスも獲った。今回3つ目のカテゴリーで獲れればいいと思っていたけど、それが今実現している。信じられない」

 このタイトルによって周囲は大きく変わるだろうが、自分自身は変わらずに努力を続けるという。

「この優勝で自分は変わらない。変えようとも思わないし、今後も一生懸命練習する。このタイトルは大きなモティベーションになるわ。これからさらにテニスを楽しめると思う。多くのことが変わるとは思うけど、自分は小さな街で壁に向かってボールを打っていた少女のままで、何も変わらない」(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles